エアコンは夏は涼しく、冬は暖かくしてくれる便利な家電ですが、突然効かなくなることがあります!
エアコンが効かないときには、どのような原因が考えられるのでしょうか。また、そのときにはどのような対処法があるのでしょうか。
今回は、エアコンが効かないときの原因と対処法を紹介します。
エアコンが効かないときには、まず自分でできることを試してみましょう。それでも改善しない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
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原因1:リモコンの電池が切れている
馬鹿げていますが、エアコンが効かないときの一番簡単な原因はリモコンの電池が切れていることです。
リモコンの電池が切れると、エアコンに信号が届かなくなります。リモコンの画面に表示がない場合や、ボタンを押しても反応がない場合は、電池が切れている可能性が高いです。
対処法1:リモコンの電池を交換する
リモコンの電池が切れている場合は、新しい電池に交換してみましょう。
リモコンの裏側にある電池カバーを外して、電池を取り出します。電池の種類はリモコンに記載されているので、同じものを用意します。電池の向きに注意して、新しい電池を入れます。電池カバーを戻して、リモコンが正常に動作するか確認します。
原因2:室内機に汚れがたまっている
エアコンが効かないときのもう一つの簡単な原因は、室内機に汚れがたまっていることです。
室内機にはフィルターがあり、空気中のほこりや花粉などを取り除いてくれます。しかし、フィルターに汚れがたまると、空気の流れが悪くなります。
また、汚れが内部に入り込んで、エアコンの性能を低下させることもあります。
対処法2:室内機のフィルターを掃除する
室内機のフィルターは、定期的に掃除することが必要です。
掃除の方法は、エアコンの取扱説明書に従って行いましょう。基本的には、次のような手順で掃除します。
- エアコンの電源を切り、コンセントを抜きます。
- エアコンのカバーを開けて、フィルターを取り外します。
- フィルターについたほこりを掃除機で吸い取ります。
- 水で洗って、よく乾かします。
- フィルターを元に戻して、カバーを閉めます。
とは言え、非常に埃っぽい部位でもあるのでハウスダストなどのアレルギーをお持ちの方なんかは人に頼んでしまった方がいいかもです。
原因3:エアコンの故障や劣化
エアコンが効かないときの原因の一つに、エアコンの故障や劣化があります。
エアコンは、冷媒というガスを使って冷房や暖房を行います。しかし、冷媒が漏れたり、エアコンの部品が壊れたり、劣化したりすると、エアコンの性能が低下します。
エアコンの故障や劣化の兆候として、次のような症状がある場合があります。
- エアコンから異音がする
- エアコンから異臭がする
- エアコンから水漏れがする
- エアコンの温度設定が反映されない
- エアコンの運転が不安定になる
対処法4:専門業者に点検・修理を依頼する
エアコンの故障や劣化は、自分で対処することができません。
エアコンの内部は高圧や高温になっている場合があり危険です。また、エアコンの部品は専用の工具や技術が必要です。そのため、エアコンの故障や劣化が疑われる場合は、専門業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。エアコンのメーカーや販売店に連絡して、アフターサービスを利用しましょう。
エアコンが効かなくなる理由、ナンバーワンは冷媒ガス
エアコンが効かないときの原因の一つに、エアコン内部に封入されている冷媒ガスが漏れてしまったり減ってしまったりすることがあります。
冷媒ガスは、室内機と室外機の間で熱を移動させる役割を果たしていますが、ガスが減るとエアコンの性能が低下し、冷房や暖房が効きにくくなります。また、ガスが完全になくなるとエアコンが動かなくなります。
エアコンのガス漏れやガス抜けが起きる原因には、次のようなものがあります。
- エアコンの取り付け時の工事不備
- 室外機の移動や転倒
- 内部部品の腐食や劣化
エアコンのガス漏れやガス抜けが疑われるときには、まず自分でできることを試してみましょう。
それは、エアコンのパワーを強めた状態で、室内機の上部にある吸込み口と下部にある吹出し口の温度差を確認することです。
温度差が明らかに少ない場合は、ガス漏れやガス抜けが起きている可能性が高いです。
もしガス漏れやガス抜けが確認された場合は、専門業者に点検・修理を依頼することをおすすめします。
エアコンのガス漏れやガス抜けの修理費用は、ケースによって異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度が必要です。
また、故障のバリエーションとしては、吹き出し口から風すら出ないこともあります。こうなってしまうとガス漏れは関係ないかと思われるので他の要因が考えられます。
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エアコンの寿命は、使用頻度やメンテナンス状況によって異なりますが、平均的には10年から15年程度と言われています。
エアコンの寿命が近づくと、ガス漏れやガス抜けだけでなく、他の故障や不具合も起こりやすくなります。そのため、修理費用が高額になる場合や、修理ができない場合は、エアコンの買い替えを検討したほうが良いでしょう。
エアコンの買い替えをするときには、業者の選び方が重要です。良い交換業者の特徴としては、次のようなものがあります。
- 口コミや評判が良い
- 料金が明確で安い
- 作業が丁寧で早い
- アフターサービスが充実している
- エコやリサイクルに配慮している
インターネットや電話で、複数の業者に見積もりを依頼して、比較検討することがおすすめです。
まとめ
エアコンが効かないときには、まず自分でできることを試してみましょう。それでも改善しない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
エアコンが効かないときの原因と対処法をまとめると、次のようになります。
- 原因1:リモコンの電池が切れている
- 対処法1:リモコンの電池を交換する
- 原因2:室内機に汚れがたまっている
- 対処法2:室内機のフィルターを掃除する
- 原因3:エアコンの故障や劣化
- 対処法4:専門業者に点検・修理を依頼する
エアコンが効かないときには、快適な生活に影響が出ます。エアコンのメンテナンスは定期的に行うことが大切です。エアコンの掃除や点検をお考えの方は、複数の業者から見積もりを取って決めるのがおすすめです。