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エコキュートが壊れてお湯が出ないときに自分で出来る事と、頼るべき窓口

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この記事を書いてる人
なんばらしー
  • 30代半ばで接客業から設備屋さんへ
  • 屋内の水回り工事から給湯器取り付け、電気工事、軽い大工仕事も
  • 第2種電気工事士
  • のりのり
目次

困った、朝起きたらお湯が使えない!

ある朝、知人からLINEが。

内容は、自宅のエコキュートが壊れてお湯が使えない!風呂のリモコンにも台所のメインリモコンにもエラーが出ている。

とのこと。

私の勤めている会社は設備全般、ガス給湯器やエコキュートの交換設置もやっているので、相談の連絡をくれました。

冬の寒い朝、いつも使えていたお湯が突然使えなくなるのはツライですよね。

とりあえずどうしたらいい?

という漠然とした質問だったので、とりあえず自身で出来る事を伝えました。と言ってもエコキュートが正常に機能しない時に素人が出来る事はただ一つ。

エコキュートの電源を切って入れ直す

コレだけであります。

ぶりとにー

クソやな

ぺス

お前もな!

まずはエコキュートの電源を落としてみる

エコキュートの電源を落とすには2通りの方法があります。

①家の中の分電盤に設置してあるブレーカーをOFFにする(屋外の外壁に付いている場合もあります。)


この場合、左側にある温水器表示のブレーカーをのツマミを下に下げます。

②エコキュート自体に付いているブレーカーをオフにする

赤丸の小窓を開けるとブレーカーがあります
これがエコキュート本体のブレーカー

どちらかのブレーカーを落とせばOKです。

そしてやり方は

一度落として10秒ほど経ったら再びブレーカーをオンにするだけ。

ちゃんと電源が落ちたかどうかはリモコンの画面が真っ暗になるので分かるかと思います。

本質的な故障でなければこれでリモコンのエラーコード表示も消えて、復旧することがあります。

①の分電盤のブレーカー切ってみるのが手っ取り早いのですが、表記のステッカーが無くて、どれがエコキュートのブレーカーなのか分かりにくい家もあります。間違えて関係ないブレーカーを切らない様にしましょう。

下写真では右側の子ブレーカー群にエコキュートのブレーカーが紛れています。

エコキュートは200Vの機器なのでその辺の表記でも見分けることができます。

でも…

ぺス

よくわからない!

そんな時は屋外のエコキュートのブレーカーを落としましょう。

因みに、エコキュートは大きく背の高い貯湯タンクと、エアコンの室外機の様な形のヒートポンプの2つから成っています。

電源の入り切りが出来るブレーカーが付いているのは貯湯タンク側です。

左がヒートポンプ、右が貯湯タンク

電源切って入れてをしてもダメならば、修理か交換になると思います。

だめならメーカーや工務店に連絡

エコキュート修理、交換といってもどこに問い合わせればいいのかわからない方もいると思いますが、選択肢はいくつかございます。ちなみに家電量販店ではエコキュートは取り扱いしているところは余りありません。

①家を建てた工務店やハウスメーカー

②現在使用しているエコキュートのメーカー

③エコキュート、給湯器の取り付けをしている業者

それぞれで、メリットやデメリットがありますが、順番で見ていきます。

家を建てた工務店やハウスメーカーに依頼

安心感、信頼度で言ったらこちらでしょう。対応も良いかと思います。

メーカーへの手配、エコキュート交換の日程段取り等全てお任せ出来ます。また、出来るだけ早くお風呂が使えるよう様々なメーカーに問い合わせて、なる早で工事を取り付けてもらえます。

その分費用は高め。

それに加えて修理や部品交換で済む故障でも、交換を勧められる事が多いです。

現在使用しているエコキュートのメーカーに依頼

メーカーのサービスセンターに連絡して、サービスマンに故障を見てもらい、修理や部品交換で済むのか、交換しなければいけないか診断してもらいます。

メーカーに見てもらう場合、来て見てもらうだけでもお金がかかります。

ただ、やはり強みは交換パーツ、部品を持っているので修理で済む可能性も多いです。

しかしエコキュートの寿命自体が12~14年と言われているので、ある程度年数がたっているものならば部品交換で直してくれるものの延命措置との名目でやはり新しいエコキュートに買い替えを勧められるかと思います。

リフォーム会社に依頼

ほとんど交換のみとなります。安いところは安いので頼む方も多いです。

事前にキチンと見積もりを取ってもらえれば安心かと思います。

リフォーム系のサイトでは一括で複数の業者から見積もりを取る事ができ、その中から選択できるのでオススメ!登録されている業者さんも信頼できる所が多いです。

エコキュートが壊れる前兆

エコキュートの異常はお湯が使えなくなる以外にもこういった場面で見られます

・湯舟にたまる湯量がいつもより多くなったり少なくなったりする

・エコキュート下の地面が異常に濡れている

・追い炊きができない

こういった症状が出るようなら、早めに見てもらいましょう。

お湯が使えなくなってからでは遅い!エコキュート交換は壊れる前に。

前述しました通り、エコキュートの寿命は12~14年。お客さんの中には17年持ったなんて方もいらっしゃいましたが、それは稀です。

私がエコキュート交換するところは、大体壊れる前に交換させてもらっています。メーカーの営業さんなんかはエコキュートが壊れる頃合いの年数で取替をおススメしているのでしょう。

やはり安いものではないので、まだ使えるのに取り替えるのはもったいないかと思うかもしれませんが、実際壊れてから交換しに行くと、その家の人はもっと早くに替えればよかったと口々に言います。

その理由はズバリ、

必要な時にエコキュートの在庫があるとは限らない

からです。

そう!困ったことに、壊れてからでは待たされることが多々なのです。

特に冬は故障による交換件数増加で品薄状態になりやすかったりします。

それと都道府県各自治体によるエコキュート助成金が出たりする期間においても、それを機にエコキュートを替える人が多くなりますので、急用の交換は後回しにされたりします。

また、世界情勢による銅などの材料不足も影響します。最近では新型コロナウィルスが流行った時なんかが部品の製造ができなくて、エコキュートの出荷が滞り三週間も銭湯に通ったなんてご家庭もありました。

これらを踏まえたうえでも、エコキュートの交換は経年数を目安に考えた方が絶対良いかと思います。

困ったときの予備知識として参考にしてもらえれば幸いです、それでは!

ぺス

またね~

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